放射線はα線β線γ線や中性子線などの種類があるが、一般に空間線量率の測定はβ線とγ線を計測しています。計測器もGM管やシンチレーション検出器など多種ありますが、個人が入手するには高価なものでした。3.11以降になると安価なものも通販で出回りましたが、今一つ信用にかける品物ばかり、、、、
先日ネット検索して色々眺めていたら、GM管タイプの計測器で基盤とパーツがキットになっており、とても安価で販売しているものを発見し、思わずポチット(笑)
電子工作を楽しめるし、回路がどうなっているのかなど学べるかな?
GM管はロシア製らしいです。
以下の写真が組み立て後の
「ガイガーカウンターキットGC10」
無事計測されてます。
線量率はμSv/hで表示(最大レンジは?GM管がちっ息するような線源は無いので大丈夫でしょう)
※値はおそらく移動平均処理していると思います
CPMはそのまま1分間のカウント数
Totalはカウントの総数 最大99999までカウントするとリセットされる
実際の計測値は0.07から0.15μSv程度となりました。
近くのモニタリングポストは0.04μSv/hらしいですが、おそらくシンチレーションで計測して、エネルギー補正(eV値)されているためかと思われます。
電源は9Vの乾電池もしくは5Vの安定した電源(USBからとれる)のいずれかですが、どうも9Vの乾電池だと不経済(30mAほどあるらしい)なので、私はモバイルバッテリーのUSB給電にしました。
別途、USBでパソコンにつないでシリアル通信にて、計測データをグラフ化することも可能らしいです。
高電圧部分もあるので、むき出しは、、、、簡単なケースに入れて使おうと思います。
日本における放射線の計測は原子力施設周辺を重点的に各地に設置されています。
事業者が設置管理しているもの、自治体や国が設置したもの、色々ありますが、国の機関へデータ転送されるものだけでも600台程度ありますし、福島では3000台あまりが設置され住民の方が確認できるようになっているようです。
昨年、福島のモニタリングポストの撤去が報道されましたが、その後どうなったのでしょうか?
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